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食品OEMとは?OEMメーカーの選び方、費用相場、流れなどを紹介

今回は、食品OEMの概要からOEMメーカーの選び方、費用相場、流れなどについて紹介いたします。
「今後、独自の食品ブランドを立ち上げていきたい」「OEMを活用した製造開発をしたことがない」という方はぜひ最後までご覧ください。

食品OEMとは?食品の分類について

食品OEM(Original Equipment Manufacturing)とは、OEMメーカーが他社から依頼を受けて食品を代わりに製造することです。
依頼主は製造設備を持たずに食品を製造でき、商品企画や販売施策などに専念できるなどのメリットがあります。
特に、食品業界では古くからOEMによる製造が取り入れられており、大手コンビニでは現在でも盛んに行われています。
OEM製造する食品を大きく分類すると、次の通りです。

  • 一般食品
  • 特定保健用食品
  • 栄養機能食品
  • 機能性表示食品

それぞれ、簡単に説明いたします。

一般食品

一般食品は、日常生活で広く消費される食品群を指します。
これには、パンやお米、麺類などが含まれます。

特定保健用食品

特定保健用食品(トクホ)は、特定の健康効果を科学的に証明し、消費者庁の承認を受けた食品です。
食品ごとに有効性や安全性について国の審査を受ける必要があります。

栄養機能食品

栄養機能食品は、特定の栄養成分を摂取することを目的にした食品です。
栄養機能食品を販売するためには、栄養素ごとに定められた1日あたりの摂取目安量の上限・下限の範囲内である必要があります。
また、注意喚起等の表示もしなければなりません。
機能の表示ができる栄養成分は次の通りです。

脂肪酸(1種類) n-3系脂肪酸
ミネラル(6種類) 亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム
ビタミン(13種類) ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、葉酸

機能性表示食品

機能性表示食品は、事業者が食品の安全性や機能性に関する科学的根拠を消費者庁へ届けることで機能性を表示できる食品です。
特定保健用食品と違い、国による安全性や機能性の審査は行われておらず、事業者の責任で適正に表示を行うことが求められます。

食品OEMメーカーの選び方

ここでは、食品OEMメーカーの選び方を紹介いたします。

安全性の確認

食品OEM製造で最も大切にしたいことは「安全性の確保」です。
食品OEMメーカーが取得している認証や自主的な取り組みなどを確認することは安全性を評価する方法の1つです。
食品の場合は、ISO9001、FSSC22000などの認証があります。

希望の味を再現してくれるか

希望している食品の味を再現できる技術力を持つOEMメーカーに製造依頼をしましょう。
基本的には一度で味を再現することは難しいため、サンプルを作成し、少しずつ味を近づけていきます。

コスト面

予算内に収まるように製造できるOEMメーカーに依頼しましょう。
OEM製造はロット数が多くなるほど、商品単価(製造価格)が下がります。
複数のOEMメーカーに見積もりを依頼し、予算内に収まるようにしましょう。

対応ロット数

小ロットからの注文や大ロット注文など柔軟に対応できるOEMメーカーがおすすめです。
特に、はじめから大ロット注文は在庫リスクがあるため、小ロット対応できるOEMメーカーを選ぶと安心です。

実績の有無

作りたい食品の実績の有無を確認することをおすすめいたします。
ニッチな食品のOEM製造を依頼する場合は、類似食品のOEM製造の実績があるかを確認すると良いでしょう。

対応している食品の種類

食品OEMといっても「調味料」「ご飯/パン」「惣菜類」「健康食品」など様々です。
OEMメーカーによって対応できる食品の種類は異なるため、事前に対応できるかどうかを確認しておきましょう。

法的な知識の有無

健康食品の広告を出稿するときは薬機法に注意しなければなりません。
健康食品は一般食品にあてはまるため、薬機法上は医薬品と誤認されるような表現を使った広告を出稿することはできません。
しかし、魅力を伝えようとすると知らず知らずのうちに薬機法違反をしてしまうことがあります。
法律に詳しいOEMメーカーに依頼すると、法律違反しないようにアドバイスを貰えることがあります。
また、製造・販売に関してもさまざまな法律や規制が関わってきます。
このような法律関連の対応に加えて、情報を共有してくれることもあるため、法的な知識が豊富なOEMメーカーを選びましょう。

食品OEMの費用相場

食品開発OEM.jpによると、具体的な食品の費用例は次の通りです。
ただし、OEMメーカーによって費用は異なるので、参考程度にご覧ください。

食品

  • ごはん類(白米・玄米・豆類・ピラフなど)…1個あたり100~150円
  • カレー類…1パックあたり100~150円
  • ドレッシングやソース…1パックあたり数百円~
  • ピューレ、ペースト…1kgあたり500~1,500円
  • お惣菜…1パックあたり200~300円

健康食品・サプリメント

  • カプセル…5万粒 30万円~
  • 打錠…30kg 50万円~
  • 青汁…60kg 40万円~
  • 健康ドリンク…5000本 60万円~

引用:食品OEMにおける商品開発の費用・相場とは?

食品OEMの流れ

食品OEMの流れは次の通りです。

  • 打ち合わせの実施
  • 試作・試食・改良
  • ご発注
  • 本製造
  • 検査・出荷・納品

詳細については「食品加工・食品製造会社にOEM依頼をする流れとポイント」で紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

まとめ

今回は、食品OEMの概要説明と食品OEMメーカーの選び方などについて紹介いたしました。
一口に「食品」といっても種類は様々です。
作りたい食品のOEMが得意なメーカーを見つけ、依頼することをおすすめいたします。
もし、シロップやはちみつなどの液糖製品、もしくはMCTオイルやアマニ油などの機能性オイルのOEM製造をご希望でしたら、ぜひコムズライヴリにご相談ください。

コムズライヴリは、FSSC22000を認証取得している企業です。
液糖や機能性オイルのOEM製造をご検討されている企業様は、ぜひ
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