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食品加工・食品製造会社にOEM依頼をする流れとポイント

「はじめてOEMで商品開発を検討しているが、どのように依頼すればよいか分からない」とお悩みではないでしょうか?
食品のOEMの流れは、お客様からお問い合わせいただいた後、打ち合わせを行い、伺った内容を基に見積もりを作成いたします。その後、試作・試食をし、改良を加えて、理想の商品を作り上げます。出来た商品の最終的な製造数を決めていただき、発注していただければ、製造を開始し、検査・出荷を行い、納品となります。
大枠の流れとしては前述の通りですが、より詳細な内容や打ち合わせのポイント、優良食品加工・食品製造会社の選び方を紹介いたします。

食品加工・食品製造会社にOEM依頼をする流れ

食品加工・食品製造会社にOEM依頼をする流れは次の通りです。

打ち合わせの実施

打ち合わせでは、次のようなことをヒアリングいたします。

  • 商品仕様
  • ターゲット層
  • 参考商品
  • 数量
  • 納期
  • 予算
  • ロット
  • 流通ルート

食品加工・食品製造会社は上記のような内容をヒアリングし、商品の仕様設計、概算見積り、製造開始時期などをとりまとめます。提案した内容で問題なければ、試作・試食の段階へと進みます。

試作・試食・改良

商品の仕様設計に基づいて、サンプル品を製造します。発注者はサンプル品の試食を行い、味や匂い、仕様と異なる点などを確認します。必要に応じて改良を続けていきます。

ご発注

試作でご納得できるものができれば、食品加工・食品製造会社から最終見積りが提示されます。見積りに問題なければ、製造依頼をします。その際に、取引契約書や各種取決め書などを交わします。

本製造

ご発注内容に基づいて商品を製造していきます。

検査・出荷・納品

検査装置を使用し、安全確認のために検査を行います。品質管理者が厳正な出荷判定を行い、合格した製品のみを納品いたします。

食品加工・食品製造会社にOEM依頼のポイント

食品加工・食品製造会社にOEMを依頼する中で、一番重要なのは「打ち合わせ」です。打ち合わせで開発商品について詳しく伝えられるかどうかで、商品の仕上がりに差ができます。ここでは、打ち合わせで伝えるべき内容を紹介いたします。

開発商品の具体的な説明をする

開発商品の味、匂い、見た目、栄養成分、価格などの商品情報や、どのようなターゲット層が購入するのかなどを具体的に説明しましょう。経験豊富な担当者であれば、ヒアリング内容を参考に、よりよい商品ができるように様々な提案をしてくれるでしょう。

販売場所・商品を使用する場所を伝える

食品は販売する場所や使用する場所によって、冷蔵保存、冷凍保存、賞味期限、消費期限、などが変化します。また、食品を販売する場合は、以下の食品表示法に沿った表示が求められます。

  • 名称
  • 原料原産地名
  • アレルギー
  • 添加物
  • 内容量
  • 賞味期限(消費期限)
  • 保存方法
  • 製造者

ECサイトで販売をする場合は、「特定商取引法」を記載しなければなりません。補足になりますが、食品を販売するには「食品衛生責任者」の資格取得、「食品衛生法に基づく営業許可」なども必要になります。

容器・包装について具体化し、相談する

商品の容器や包装についても、パッケージの大きさ・容量、希望のカラーなどを具体化しておきましょう。参考の商品があれば、担当者に伝えておくとイメージ通りのデザインを作ってくれます。デザインを別会社に依頼する場合は、食品加工・食品製造会社にデザインについては詳しく伝えなくても良いですが、どのような容器や包装になるかは伝えておくと良いでしょう。

味や調理方法などを伝える

味や調理方法についても説明しておきましょう。コンセプトに沿った味とコンセプトに合う調理方法を食品加工・食品製造会社に相談して、決めるのも良いでしょう。

数量や納期を伝える

商品の製造数をあらかじめ伝えておきましょう。製造数によって見積り額が決まります。また、スケジュール通りに製造できるように、納期も伝えておくことをおすすめします。

優良な食品加工・食品製造会社の選び方

食品のOEMを依頼するなら、優良な食品加工・食品製造会社を選びたいものです。ここでは、優良な食品加工・食品製造会社の選び方を紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

食品安全認証を取得している

食品安全認証とは、食品の安全管理の適正化や標準化が行われていることを証明するものです。例えば、ISO22000、FSSC22000などがあります。経験や勘だけではなく、ルールを明確化し、第三者機関によるチェックにより食品安全管理を行います。
例えば、コムズライヴリでは、FSSC22000の認証取得をしております。FSSC22000とは、ISO22000の基準をより厳しくした食品安全マネジメントシステム認証のことです。不測の食品事故や悪意のある者による異物や毒物混入などのトラブルを防ぎ、食品の安全をより確実に目指せる内容になっています。

また、食品安全方針をホームページに掲載し、お客様の信頼にお応えできるように努めております。

有機JAS認証を取得している

有機JAS認証とは、JAS法(日本農林規格等に関する法律)に基づいた有機食品(オーガニック食品)の認定制度のことです。有機JAS規格に沿った生産が行われていることを第三者機関が検査し、認証することにより、農産物及び農産加工食品に有機JASマークの使用が認められます。
「有機」「オーガニック」などの表記は、原材料の調達から生産、加工、出荷に至るまで、すべての工程を「有機JAS認証事業者」で行なった商品に限られます。

コムズライヴリでは、有機JASの生産工程管理者の認定を取得しており、お客様のご希望に応じてオーガニック原料を小分け、またはブレンド加工した商品をご提供できます。

食品関連の法令順守をしている

食品関連の法令には、「食品衛生法」「食品表示法」「食品安全基本法」「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」「HACCP支援法」「食料・農業・農村基本法」「流通食品への毒物の混入等の防止等に関する特別措置法」があります。
これらの法令を順守し、適切な方法で食品を製造する必要があります。

開発商品のジャンルを得意としている

食品加工・食品製造会社でも得意とするジャンルは異なります。調味料、ご飯/パン、麺類、惣菜類、レトルトなど様々なので、ご自身のジャンルのOEM製造が得意な食品加工・食品製造会社を探し、依頼しましょう。
コムズライヴリは、液糖製品・機能性オイルなどのOEM受託製造を得意とする会社です。オリーブオイル、オリゴ糖製品、有機アマニ油、シロップなどのOEMを検討されていましたら、お問い合せフォーム、もしくはお電話でご相談ください。

小ロット生産に対応している

初めて食品OEMをする場合、いきなり大量の商品を製造することはおすすめできません。まずは小ロットで製造し、商品が売れそうと判断でき次第、追加で製造を依頼するのがおすすめです。

まとめ

今回は、「食品加工・食品製造会社にOEM依頼をする流れとポイント」を紹介いたしました。打ち合わせで開発商品の詳細をしっかりと伝え、希望通りの商品を製造してもらうようにしましょう。
また、消費者の安全を確保して食品は製造されなければなりません。安心して製造を依頼したい場合は、ISO22000やFSSC22000などの食品安全認証を取得している会社へOEMの依頼をしましょう。

コムズライヴリでは、2022年度よりFSSC22000を認証取得し、食品の安心・安全のための取り組みを継続・強化しております。さらに、外部の衛生管理業者とコンサルティング契約を結び、防菌・防虫・防鼠など衛生管理に関わる業務の代行から、衛生教育・実地指導なども受け、衛生管理活動を継続的に維持・向上する取り組みを行っております。
また、万一の災害時の危機対応力を高めるため、事業継続力強化計画を策定し、認定を受けています。
液糖や機能性オイルのOEM製造をご検討されている企業様は、ぜひお問い合せフォーム、もしくはお電話でご相談ください。